もの忘れ・認知症 DEMENTIA

当院の特徴

日本認知症学会認定専門医・指導医

当院の院長は、日本認知症学会認定専門医・指導医です。認知症診療において、豊富な知識と経験がございます。またMRI検査で、脳萎縮の状態や脳疾患の有無など詳しく調べます。さらに状態に応じて、認知症の早期診断や鑑別診断のために「シンチグラフィー検査(血流や代謝など機能を画像化する検査)」をご提案いたします。シンチグラフィー検査は連携病院にて行い、当院で結果説明いたします。
もの忘れでお悩みの方は、安心して当院へご相談いただければと思います。

ケアマネージャー・
福祉用具専門相談員
の資格のある院長による寄り添う医療

当院の院長は、ケアマネージャー(介護支援専門員)のため介護知識なども豊富な医師です。そのため、これらの知識を生かして、専門的に患者様に寄り添ったもの忘れや認知症の治療を行うことができます。
また、福祉用具専門相談員の資格も持っているため、一人ひとりにあった福祉用具の選定アドバイスや使用方法の指導なども行うことができます。
生活での些細なお困りごとも適切にアドバイスをさせていただきますので、両親のもの忘れや、自分のもの忘れが最近増えたかなとお悩みの方は一度当院へご相談ください。

MRIを使用した
精度の高い
診療をご提供いたします

疾患は早期発見・早期治療がとても大切です。
もの忘れ・認知症の症状で少しでも気になることがあれば、
MRI検査をご受診ください。
⇒MRIの費用について

もの忘れ・認知症について

「年齢を重ねると、もの忘れは誰にでもある事」というイメージが強く、それだけで病院へ行く方は少ないかと思います。
もの忘れは、何度も同じことを聞くようになったり、いつも当たり前のようにしていたことができなくなるなどの症状があります。
これらをそのままにしておくと周囲の方が驚くような行動をとるようになってしまう可能性があります。
もの忘れが多くなったと感じたら、一度ご相談ください。

POINT

「日中にだるく、注意力低下し、
もの忘れが多い」
などの症状ないでしょうか?

もの忘れの原因が、睡眠時無呼吸症候群である可能性があります。睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている間に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりする病気で、ほとんどの場合で激しいいびきを伴います。睡眠が浅くなり熟睡できず、日中のだるさや注意力低下などの症状が出てしまいます。
睡眠時無呼吸症候群が、認知機能障害や認知症に影響を与えているのではないかとの報告もあります。
当院では、ご自宅できる携帯型の検査機器により可能性を調べていきます。日本睡眠学会認定検査技師が、丁寧に説明いたします。

このような場合はご相談ください

認知症によるもの忘れ

  • 忘れたことが分からない
  • ヒントを与えても思い出せない
  • 食べたことを忘れる
  • 約束したこと自体を忘れる
  • 日付や曜日、場所などが分からなくなる

老化によるもの忘れ

  • 忘れたことを自覚している
  • ヒントを与えると思い出せる
  • 何を食べたか忘れる
  • 約束をうっかり忘れる
  • 日付や曜日、場所などを間違える

考えられる疾患

アルツハイマー型認知症

認知症の中で
一番多いとされている症状です

アルツハイマー型認知症は、アミロイドβ(ベータ)と言われる特殊なたんぱく質が脳に蓄積してしまい、神経細胞が壊れ、脳の神経が情報をうまく伝えられなくなり、機能異常を起こしてしまうものです。認知症の中でも、アルツハイマー型は一番多く、女性に多いと言われています。

脳血管性認知症

生活習慣病が
引き金になるかもしれません

脳血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などにより脳が障害を受け、その部分の脳の働きを失うことによって認知症が起こります。急に起こる場合と、小さな脳梗塞の積み重なりで起こる場合があります。

レビー小体型認知症

しっかりしているときもあるため
「病気」と思われないことがあります

その時々によって頭がはっきりしているときとボーとしているときの波があったり(認知機能の変動)、実際には見えないものが見えたり(幻視)、歩行など動作がゆっくりになったり(パーキンソン症状)、睡眠中に大声で叫んだり、暴れる(レム睡眠行動障害)など特徴的な症状があらわれます。

前頭側頭型認知症(ピック病)

初期症状は性格変化や行動異常で、もの忘れではないことがあります

ルールを守ったり周囲への配慮ができずに、自分の思う通りの行動をしてしまいます。日常生活上で必要な行動をしなくなり、それまでやっていた仕事や趣味をやらなくなるという症状が現れます。その他にも、店頭で売っているものを勝手にもってきてしまう、交通規則を守らずに赤信号を通過してしまうなど、欲求や感情のコントロールが難しくなる認知症です。

特発性正常圧水頭症(iNPH)

転びやすい、忘れっぽい、おもらしをするなど、「年のせい」にされてしまいがちな病気です

特発性正常圧水頭症は、頭に水(髄液)が溜まることで歩行障害、もの忘れ、失禁などの症状が起こります。正常な加齢現象との区別が難しいとされている病気です。頭に貯まった水(髄液)を身体の他の部分に流す手術(シャント術)によって治療します。

慢性硬膜下血腫

軽い頭部外傷などが原因で
起こることがあります

慢性硬膜下血腫は、頭を軽くぶつけるなどの外傷により頭の中の細かい血管が破けたり切れたりして起こります。認知症と似た症状が現れますが、頭を打ってから数週間~数ヶ月経ってから発症するのが特徴です。一般的には高齢者に起こるとされていますが、お酒をたくさん飲む人や高血圧の人、抗凝固薬を服用している方は発症のリスクが高まります。

POINT

「BPSD
(認知症の行動・心理症状)」で
お困りではないでしょうか?

認知症の症状は「中核症状」と「BPSD(認知症の行動・心理症状)」の二つがあります。
中核症状は、いつどこで何をしていたかわからなくなること(記憶障害)や、時間や人について理解ができなくなること(見当識障害)を言い、脳の神経細胞の障害によって起こる直接的な症状を指します。
BPSDは、怒りっぽくなったり、引きこもりがちになったり、目的や道を忘れて歩き回ったりする状態のことを言い、中核症状に付随して発生する二次的な症状を指します。
BPSDは本人の行動や心理状態によって現れ、生活環境や接している人との関係によって症状が異なり、個人差が大きく出ます。BPSDの症状はご家族や介護者の方の心的疲労や身体的疲労に繋がり、悪化すると常に介護が必要な状態となりますので、早急な対応が必要となります。

BPSDの主な症状

  • 怒りっぽくなる
  • 妄想する
  • 著しい意欲の低下
  • うつ状態
  • 暴力行為
  • 物事に関心がなくなる
  • 一人で歩き回るなど

オプション

ApoE遺伝子検査

アルツハイマー型認知症発症に関係すると言われている、イプシロン4遺伝子を持っているか調査する血液検査です。またイプシロン4遺伝子を持っていても、必ず発症するというものではありません。アルツハイマー病が将来的に発症するかの有無を診断する検査ではなく、発症のリスクを調べるものです。発症するリスクを知り、生活習慣の改善や適切な予防を行いましょう。簡易的な血液検査のため、少量の採血のみとなります。大掛かりな検査や投薬は必要ございません。(税込22,000円)

MCIスクリーニング検査(50歳以上の方)

認知症の前段階である軽度認知障害(MCI=Mild Congnitive Impaiement)のリスクを早期に発見する血液検査です。アルツハイマー病の原因物質であるアミロイドβペプチドの排出やシナプス毒性への防御に関係する物質を評価し、軽度認知障害(MCI)のリスクを検査します。認知症には段階がありますので、MCIスクリーニング検査で自分の脳の状態を知り、適切な予防を行い認知症への移行を防ぎましょう。簡易的な血液検査のため、少量の採血のみとなります。大掛かりな検査や投薬は必要ございません。(税込22,000円)



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脳神経外来
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