
肌のきめが気になってきたら
皮膚のきめが粗く見えるようになったり、化粧ののりが悪くなったと感じるようになったら、お肌のお手入れを見直すチャンスです。毎日の変化はわずかですが、後回しにすると改善するのにかかる労力は大きくなっていることが多いです。
自宅でのスキンケアで改善できるのか、またはクリニックで専門的な治療を受けた方がよいのか、一度専門医に相談していただくのが美肌への近道となります。
「皮膚の新陳代謝」について

表皮の奥では新しい細胞が生まれ、形を変えながら少しずつ表面へ移動し、最後は古い角質としてはがれ落ちます。この流れを皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)といい、年齢や乾燥、紫外線などによって進み方が変わります。新陳代謝が順調で皮溝が整うと、透明感のある綺麗な肌に見えます。皮溝は肌表面に網目状に走る細かな溝のことで、きめを形づくっています。きめが整った皮膚は表面が潤い、光が均一に反射しやすいですが、角質が乱れてきめが乱れると、くすみやざらつきとして感じられることがあります。
ポイント! 美肌は、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)が大事です
美容治療の効果
美容施術は皮膚のターンオーバーを促すことで、正常な皮膚細胞がリズムよく入れ替わるのをサポートする目的で行われます。順調に肌細胞の交換が行われると、少しずつ健康な肌が再生されていきます。ホームケアだけでは肌細胞の入れ替わりがうまく進まない場合は、クリニックでの施術でその働きをサポートして皮膚の新陳代謝を促してあげるのがオススメです。
形成美容外来での皮膚メンテナンス
診察でお肌を直接確認し、日頃のケアなどをお聞きする事で、現在の状態だけでなく、スキンケアや今後の方針が見えてきます。通常皮膚のメンテナンスは、月1回くらいの受診をお勧めさせていただいております。
| 診察で確認すること |
|---|
| 現在の肌の状態 |
| 日頃のスキンケアについて |
| 今後の治療計画 |
美容施術の多くは保険が適応できず、自由診療となります。きめやくすみなどの年齢肌や、吹き出物で乱れたお肌の相談などで検討される主な施術について、簡単にまとめてみました。皮膚の状態や、スケジュールなどを考慮して、最適な治療方針を提案させていただきます。
| 施術の種類 | 内容 | 通院間隔・回数の目安 | 費用の目安 |
|---|---|---|---|
| ケミカルピーリング | 薬剤を塗り、古い角質をはがれやすくする | 3~4週間ごと/5〜10回程度 | 1回1~2万円程度 |
| 光治療(IPLなど) | 幅広い波長の光を肌全体に照射し美肌を促す | 3〜4週間ごと/3〜5回程度 | 1回2~3万円程度 |
| マッサージピール | 薬剤を塗り、真皮細胞の交換を促す | 2〜3週間ごと/5〜10回程度 | 1回1~2万円程度 |
| レーザー治療 | 単一波長の光をしみ部分に照射する | 必要に応じて/1〜2回程度 | 1回1~5万円程度 |
美容施術は症状に応じて複合的に組み合わせ、進めて行くことが多いです。費用はいずれも、大まかな目安となっており、初診の場合の診察代は含まれておりません。主なリスク・副作用として、赤み、ひりつき、乾燥、皮むけ、一時的な色素沈着(しみのような色残り)などが起こることがあり、程度や期間には個人差があります。必要な回数や期間は肌の状態によって変わります。
よくある質問
Q1. 皮溝の乱れは、毎日の手入れで変わるものですか?
A. 乾燥による一時的な乱れであれば、保湿や紫外線対策の見直しで手触りの感じ方が変わることもあります。ただし、ざらつきやくすみの背景は人によって異なります。手入れを続けても気になる状態が続くときは、診察で肌の状態を確認することをおすすめします。
Q2. 一度相談したら、定期的に通う必要がありますか?
A. 通院の要否や回数は、肌の状態と選ぶ治療内容によって異なります。診察の結果、日々の手入れの見直しを中心にする方針になることもあります。ご予定やご希望を伝えたうえで、医師と相談して決めてください。
Q3. 施術後の赤みは、仕事に影響しますか?
A. 施術の種類や肌の状態によって、赤みやひりつきが出る程度・期間には個人差があります。多くは時間とともに落ち着く経過をたどりますが、化粧ができる時期や対面業務への影響は、施術前に医師へ確認しておくと安心です。
Q4. ファンデーションが夕方に黒くなるのは、きめと関係がありますか?
A. 夕方の色の変化(ファンデーションが酸化したように暗く見える状態)には、皮脂の酸化や乾燥、肌表面の凹凸など複数の要因が関わるとされています。きめの乱れだけが原因とは限らないため、気になる場合は肌の状態とあわせてご相談ください。
